自然と大地を感じるダイニングレストラン「十勝農園」/北海道・十勝

  1. 十勝農園
  2. 春夏秋冬テーマ
  3. うまい素材に出会う旅 その4-2『私たちがおすすめします!』

春夏秋冬テーマ

「十勝農園」のディナータイムは新鮮野菜を特製スープにくぐらせていただく「野菜しゃぶしゃぶ」をメーンに提供いたします。素材は、馬渕料理長が目利きした全国各地の名物野菜を使用。お客様が足を運ぶたびに、新たなる発見と感動に出会う場所。十勝農園はそんなレストランを目指しています。

連載企画

十勝農園季刊紙「心の食事」馬渕料理長のうまい素材に出会う旅(過去のアーカイブ)

十勝農園季刊紙「心の食事」馬渕料理長のうまい素材に出会う旅
その3

2012年8月10日~

十勝和牛

(左から)きのっ子ファーマーズ・マネージャ

肉質を高めるためには、牛に余計なストレスを与えない環境整備が大切だと山川さんは語ります。牛の寝わらは麦稈(ばっかん)と呼ばれる麦の穂を刈り取った後のわらを使用します。餌は短く切った稲わらとコーンや大豆を乾燥させた配合飼料を与え、霜降りの脂肪(サシ)を形成すると言われる生後14~18ヵ月齢は特に与えるエサを慎重に配合し、十勝和牛の特徴とも言われる甘いサシを作ります。「黒毛和種は全国にいますから、品種による産地の差別化は難しい。良質な飼料と愛情を与えて、どれだけ個々の性格に合わせた肥育ができるかで、結果は大きく違ってきます。」

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(左から)きのっ子ファーマーズ・マネージャ

山川さんと共に十勝和牛のブランド振興に取り組むのが、同協議会の事務局を務める由佐哲朗調査役です。3年掛かりで特許庁に申請していた「十勝和牛」という地域団体商標の登録も昨年、北海道の食肉としては初めて認められました。これにより十勝和牛は全国に名をはせる松坂牛や米沢牛の仲間入りを果たしたことになります。「十勝晴れと呼ばれる長い日照時間、良質は牧草などの粗飼料を生産できる広大な農地など、十勝は和牛を飼育するのに有利な条件をそれえています。地域で採れた飼料で牛を育て、そこから出る堆積畑に還元するという耕畜連携の牧畜ができるのも大きな強みです」と由佐さん。高い食料自給力を誇る十勝において、肉牛の地産地消も着実に進んでいるようです。

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同協議会にさらに弾みを付けたのが、今年10月に長崎県で開催される全国和牛能力共進会(全共)に山川さんの飼育した十勝牛が選出されたこと。全国和牛能力共進会は、全国和牛登録協会(京都市)が主催して、5年に一度開催される全国規模の黒毛和種品評会で、別名「和牛のオリンピック」とも言われています。「これにより十勝和牛が評価され、安定供給されるようになれば、地元十勝和牛の消費拡大にもつながるでしょう」と由佐さん。最後に山川さんに十勝和牛の魅力をお聞きすると「飲み込むまでうま味が続く。忘れられない味ですよ」と笑顔で語っていただきました。

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